エクストラヴァージン・オリーブオイル

250cc 1,850円(税込1,998円)

500cc 3,200円(税込3,456円)

 

現在出荷中のオリーブオイルの賞味期限は2026年4月1日です。

 

*2024年度出荷のオリーブオイルは、ヨルダン川西岸地区コフル・カドゥーム村のナバーリ種のオリーブオイルです(オリーブオイルのボトル詰めや出荷はいままで通り「ガリラヤのシンディアナ」のため、ラベルの原産国表示は変わりません)。

2024年度出荷中のこのナバーリ種のオリーブオイルは、OLIVE JAPAN2024の国際コンペで銀賞を受賞しました。「ガリラヤのシンディアナ」のオリーブオイルは毎年、各国でのオリーブオイルの国際コンテストで受賞しています。
これまでの受賞歴(「ガリラヤのシンディアナ」のサイト:英語)

 

ご購入方法

 

 愛情込めて丁寧に育てられているから味・香り豊か

 農薬も化学肥料も使わず大事に育てられたオリーブを、24時間以内に契約工場で低温圧搾し、生産者団体の加工場で、女性たちがボトル詰めしています。

 オリーブは畑によって育てている品種や味わいが違うため、畑・品種ごとに搾り、オリーブオイルは別々のタンクで保存されています。バルネア種、ピクアル種、コラティーナ種、ナバーリ種などのオリーブオイルを、シーズンごとに配合を考えて、パレスチナ・オリーブ向けのオリジナルブレンドを作っています。このオリーブオイルの風味が評価され、世界各地でのオリーブオイルの国際コンペで入賞しています。

 

*オリーブの搾りかすは燃料やたい肥にリサイクルされます。

 

簡単&シンプルだけれど、料理の腕が上がっちゃう!?

 しっかりとした味と香りのエクストラヴァージン・オリーブオイルだから、いろいろなお野菜や素材にこのオリーブオイルと塩をかけるだけで美味しくなります。一度食べたらやめられない!というリピーターさんが多く、口コミで広がっています。

料理例


ザアタル

希望小売価格 700円(税込756円)

内容量:80g

 

材料:ゴマ、ザアタル(Majorana syriaca)、シューマック(Rhus coriaria)、塩、オリーブオイル

 

万能香辛料「ザアタル」

 マアジョラムやオレガノに似た香りの「ザアタル」と呼ばれるハーブを乾燥させ、酸味のあるシューマック、ゴマ、塩を混ぜ合わせたハーブミックス。パレスチナでは、オリーブオイルと一緒にパンにつけて、日常的に食べられています。

(ハーブも、ミックスしたものも「ザアタル」と呼ばれます)

 

 オリーブオイルとザアタルの割合は「6:4」くらい。ザアタルをたっぷり入れるのがポイントです。この「オリーブオイル+ザアタル」にキャベツの千切りなど生野菜に合えるのも絶品。ザアタルをマヨネーズと合わせてポテトサラダやたまごサンドに使う、食パンにとろけるチーズとザアタルを乗せてトーストする、なども人気です。

 

ザアタルの使い方(料理例)

 

 契約農家さんで作られたハーブの「ザアタル」を、「ガリラヤのシンディアナ」のオリジナルレシピでミックスし、瓶詰めして出荷しています。

 

申し訳ありませんが売り切れ中です。次回入荷は2025年5月頃の予定です。


希望小売価格 350円(税込378円)

内容量:70g、約8枚 

 

材料:小麦粉(国産)、オートミール、オリーブ油、砂糖、卵、くるみ、食塩/重曹

 

ご購入方法

 

 パレスチナ・オリーブのオリーブオイルを使って焼いたオートミールクッキー。素朴な味わいとサクサクとした食感で、ファンも多いです! 食べ始めたら止まりません。

 

 

 作っているのは、仙台市内にある「国産小麦で作るパンとクッキーの店 コッペ」さんです(認定NPO法人 麦の会)。障がいのある人、ない人が一緒に働き、安全でおいしいパン・クッキーを手作りしています。

Our Services


パレスチナのオリーブ

 オリーブは何千年も前からパレスチナを含む東地中海地域で栽培されてきたと言われ、食物、ランプの燃料、薬用、美容等に多く使われてきました。オリーブの木は代々受け継がれ、日常生活に根ざしています。

 オリーブの樹の寿命は長く、エルサレムには推定樹齢1000年を超えるといわれる大樹があります。写真はワディ・アーラ地方にある古木のオリーブ林です(写真:「シンディアナ」提供)。

 パレスチナ地域では、一般に樹齢4、5年で実をつけ始め、花期は4月から5月、収穫10月末から12月です。およそ1年おきに収穫量の多い年と少ない年を繰り返します。

 イスラエル内でもヨルダン川西岸地区でも、パレスチナ人のオリーブ林のほとんどは灌漑されていません。灌漑していないオリーブの木の収穫量は、灌漑した木の5分の1にしかならず、オリーブ林から利益を出していくには灌漑するのが一つの方法です。しかし、水利施設の開発はイスラエル政府が厳しく規制し、イスラエルの水公社メコロットが独占しています。畑に湧き水があって、バケツで汲むことは許されても、その水をパイプで引くことは禁止されています。

 例えば、ガリラヤのシンディアナのロハのプロジェクト林では、近くに湧き水が出ているのに利用できず、村の上水道を何キロもパイプをひいて、点滴灌漑しています。上水道のため、水は高額です。一方、イスラエルのユダヤ人農業組合は、安いリサイクルウォーターを使っています。

 

  パレスチナ人にとって、オリーブの木は永続性や土地とのつながりを象徴するものです。多くの詩や絵画に描かれ、アクセサリーなどにもなっています。イスラエル軍や入植者によるオリーブ畑の破壊(切り倒す、引っこ抜く、燃やす)も続いていますが、何度でも植える、というのも抵抗の形の一つです。


生産者「ガリラヤのシンディアナ」

 「ガリラヤのシンディアナ」は、パレスチナ北部ガリラヤ地方とワディ・アーラ地方(1949年からイスラエル領)を中心に活動しています。社会変革を求めるアラブ・パレスチナ女性とユダヤ女性が中心となり、「アラブ・パレスチナ人とユダヤ人の協働を推し進める」「フェアトレードとアラブ・パレスチナ女性の働く機会を促進する」「ガリラヤの農業生産者を支援する」というユニークな組織です。契約農家さん、加工場で働く女性、運営スタッフ合わせて約150人が携わっています。

 高品質なオリーブオイルを生産・出荷することで、アラブ・パレスチナ農家の持続可能な農業・有機栽培を支えると同時に、ボトル詰などの作業でアラブ・パレスチナ女性たちに仕事を作り出しています。

 

地図

 

(写真:「シンディアナ」提供)

 オリーブ倉庫で働いている女性たちは、ボトル詰めなどの作業を行なうだけでなく、シンディアナの計画・問題点・達成点などを話し合い、生産過程にかかわっています。これは、女性に安定的な職を作りだすだけでなく、結婚後もアラブ・パレスチナ女性が働く事ができるのだ、ということを示す点でも意味のあることです。

 また、収穫や苗木の植樹のときにユース・ボランティア(パレスチナ人、ユダヤ人、外国人)が協力するなど、複合的な活動を行い、地域に刺激を与えています。

 加工場にはビジターセンターが併設され、商品の販売だけでなく、セミナーやワークショップができる場所になっています。

*2024年2月現在、ビジターセンターは休業中です。

 

(写真:「シンディアナ」提供)