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背景がわかる良質な商品をお届けします。

パレスチナ・オリーブでは、素材の質や効能はもちろん、
誰が、どんな状況で、どういう方法で作ったものなのかといった製造背景をクリアにしています。
だから安心。だから美味しい。だから、自信を持ってオススメできる商品ばかりです。

生産者パートナーと協力し、ともに生きる
誰もが大切にされる社会を作っていきます。

パレスチナ・オリーブは、パレスチナ北部のガリラヤ地方(1948年からイスラエル領)のオリーブオイルなどの食品、ヨルダン川西岸地区(パレスチナ自治区)ナーブルスのオリーブ石けん、ヨルダン川西岸地区(パレスチナ自治区)イドナ村の刺繍製品を扱っています。

実際に食べて使って納得したものを輸入し、現地を訪問・交流しながら活動しています。

イベント

『ぜいとぅーん』48号 編集後記(拡大判)

『ぜいとぅーん』48号 2012年5月22日発行

東北と沖縄

 原発事故以来、ときどき、京都の友人が募ってくれたご寄付で沖縄・伊江島「わびあいの里」からお野菜を送って頂き、みんなで美味しく食べています。そのご縁で春休みに息子と伊江島に遊びに行って来ました。息子は沖縄で震災以来初めてのお刺身を食べ、私は宿に積んであった薪をうらやましく思いながら(宮城ではもう薪を燃やせません)、伊江島の海や山を満喫しました。一方、伊江島は、農民が闘って農地を取り戻した歴史がありますが、未だ島の3分の1がアメリカ軍の軍事基地です。息子は自分たちも乗る一般のフェリーに軍用車が乗り込むのを見て驚いていました。

 震災から3ヶ月、2011年6月11日の「河北新報」の社説を改めて読み返しました(河北新報は仙台本社の東北の新聞です)。

 名護市辺野古地区で基地建設に反対する人たちが5月初めから、「米軍への 思いやり予算を凍結し、被災地支援に充てよ」と、署名活動を始めたことを紹介しながら、「片や文字通り基地を提供することで日本の安全保障を支え、こなた電気や食糧、人材を首都圏に供給する『基地』として。沖縄と東北が戦後、たどった道は酷似している。」「一向に動かない基地問題にいら立ち、沖縄では「差別」と捉える見方が広がっている。地方を踏み台にした国の繁栄など私たちは望まない。物言わぬ東北から 物言う東北へ。」と書いています。

 ガリラヤのシンディアナやナーブルス石けん工場から「状況は良くなった?」「レポートを送って」と言われても、いいニュースも少なくなかなかこちらの様子を書く時間も気持ちの余裕もなかったのですが。最近になって、沿岸被災地の様子や、伊江島に行ったことなどメールしたりしています。

「がれき」

 パレスチナ・オリーブの商品を愛用して下さっている皆様の中には、がれきの広域処理に反対して活動している方もいますし、逆に、地元で受け入れ反対の声があがっていることを「申し訳ない」と言ってくださった方もいます。

 私は、放射性物質に限らず化学物質やアスベストなども大量に含んだ「がれき」を遠くに運んでしかも焼却するのは反対です。しかし、宮城県内で、毎日24時間、燃やされ続けているのも受け入れがたいことです。

 宮城県の津波被災地域にも仮設焼却炉ができ稼働し始めています。

 仙台は、県内では例外的に、がれきの分別・リサイクルが早く進み、仙台のがれき約150万トンを順調に処理しており(リサイクルしていいのかという大きな問題もありますが)、まず、並行して石巻地区のがれき(木屑を中心に)10万トンを受け入れ、早ければ7月から焼却の予定です。このままでは、どんどん県内のがれきを仙台が処理する流れです。

 仙台の3ヶ所の仮設焼却炉のうち、最大の処理能力(一日300トン)は、若林区荒浜の焼却炉。パレスチナ・オリーブから10キロ弱です。がれきの広域処理阻止、ではなく、焼却阻止、を言わないと、自分たちの上に(再び)ふって来る放射性物質が増えるだけなのです。

 地震、津波、原発事故とトリプルで被災した宮城県。私たち自身は、なかなか、がれき処理、ゴミ処理まで声をあげる余裕がありません。

 なぜ、「どうやって処理するか」ではなく「どこで処理するか」に焦点がずれてしまったのだろうと思います。どんな施設でどんなふうに燃やされ、灰が処理されているのか。そもそも燃やしていいのか。一緒に考えて頂けたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。

 

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投稿日:2012年09月23日(日)
この記事のURL:http://www.paleoli.org/?eid=88