新シーズンのオリーブオイルとザアタルが入荷しました!

背景がわかる良質な商品をお届けします。

パレスチナ・オリーブでは、素材の質や効能はもちろん、
誰が、どんな状況で、どういう方法で作ったものなのかといった製造背景をクリアにしています。
だから安心。だから美味しい。だから、自信を持ってオススメできる商品ばかりです。

生産者パートナーと協力し、ともに生きる
誰もが大切にされる社会を作っていきます。

パレスチナ・オリーブは、パレスチナ北部のガリラヤ地方(1948年からイスラエル領)のオリーブオイルなどの食品、ヨルダン川西岸地区(パレスチナ自治区)ナーブルスのオリーブ石けん、ヨルダン川西岸地区(パレスチナ自治区)イドナ村の刺繍製品を扱っています。

実際に食べて使って納得したものを輸入し、現地を訪問・交流しながら活動しています。

イベント

『ぜいとぅーん』45号 生産者ニュース他

『ぜいとぅーん』45号 2011年6月3日発行

 オリーブオイル、ザータル、アーモンド、キャロブ・シロップ、オリーブ石けんが入荷します。

☆今年のオリーブオイルも、ムギーラさんと仲間たちから届きます。

☆キャロブは地域全体で収穫量が少なかったため、キャロブ・シロップ100本限定で入荷します。夏に冷たいキャロブ・シロップ牛乳/豆乳が人気ですが、早い者勝ちです。

☆アーモンドとキャロブ・シロップのラベルを変えました。お楽しみに!

☆オリーブオイルのボトルの首に付けている説明カードをちょうど使い切ってしまいましたが、震災の影響で紙不足でありケナフ紙が急いでは手に入らず上質紙を使用しました。

☆イドナ村女性組合の刺繍製品、新柄の携帯ストラップがまもなく入荷予定です。輪が大きめなのでキーホルダーにも使えます。入荷次第、サイトに写真をアップしますのでご覧ください。

パレスチナからの連絡

 3月12日夕方。まだ、固定電話がつながらず、私のPHSからも誰にもかけられず。仙台市内、東北地域の誰とも電話連絡がつかない段階でした。そこに「地震直後からずっと電話していた。やっとつながった!」とナーブルスの石けん工場のマジュタバさんから電話が来ました(国際電話はつながりやすかったらしい)。翌日になると、ガリラヤのシンディアナやマアンのスタッフからも次々に電話がかかってきました。心配は嬉しかったのですが、停電中でPHSの充電が十分でなかったので、その後は電話を控えてもらいました。

 電気やネット回線が復旧すると、今度はメール。シンディアナのオリーブ農家のアベッドさん、ムギーラさん、事務所兼倉庫で働くトゥージャーンさんたち、みんなが気にしてくれていたとのこと。イドナ女性組合のみんなが心配していると、エルサレム在住の水本さんからも連絡がありました。

 ヨルダン渓谷ソリダリティーは「私達は、家を失うということの悲惨さを理解しています。そして、そんなことを皆さんが経験することにならなければ良かったのにと思います。」というメッセージを発表しました。

 パレスチナにかかわる他の日本のNGOにも、パレスチナから多くの心配と応援の電話やメールが来たそうです。

3〜5月のパレスチナの動き・まとめ

 まず、いちばん大きな動きとしては、2007年以来分裂・対立していたハマスとファタハのそれぞれの自治政府が、和解と統一に向けて基本合意したことです。4月末に交渉がまとまり、5月4日にエジプトのカイロで和解の式典が開かれました。

 そもそもこの分裂は、2006年のパレスチナ議会選挙で勝利したハマス政権をイスラエルやアメリカや日本などが承認せず、民意を無視して、下野したはずの旧来のファタハ勢力を支援したために生じたのでした。結果、ファタハが武力でヨルダン川西岸地区の実行支配を奪い、ハマスはガザ地区に追い込まれ、現在のような対立図式がつくられました。

 しかし、国際社会がいくらファタハを支援したところで、パレスチナの民意はともなわず、和平交渉は何一つ進展しないまま年月を重ね、その間も、イスラエルによって占領地への入植活動や隔離壁建設は着々と進められてしまいました。

 しかし、今年はじめのエジプト民主革命の影響も大きかったと思います。旧ムバラク政権は、親イスラエルの立場を堅持し、隣接するガザ地区住民とハマス政権に対して冷淡な態度を取り続けました。イスラエルによるガザ地区の長期封鎖政策に手を貸し(ガザ地区南端ラファ検問所の封鎖)、パレスチナ人の弾圧に荷担してきたのです。

 その革命後のエジプトが、ハマスとファタハの和解の仲介を果たしました。そして次に飛び込んできた大きなニュースは、5月28日のガザ境界の開放でした。これまで厳しく規制してきたラファ検問所の通行を常時開放したのです。これは上記の和解の条件の一つでした。

 もう少しうがって考えると、親イスラエル・親米の立場を堅持し民衆から乖離してきたムバラク政権が打倒されたという事実は、同じく親イスラエル・親米によって西岸支配を手にしたファタハに対する圧力となったと思います。ハマスとの和解の背景にはエジプト革命そのものと、その余波がファタハを襲うという恐怖だったのではないでしょうか。

 しかし、エジプトとパレスチナはまったく違います。エジプトは独立国家ですが、パレスチナはイスラエルの占領下にあります。ですから、問われるのはイスラエルの出方です。当然イスラエルは、御しやすかったファタハとだけ適当に交渉をするフリをして延々と時間稼ぎをしたかったはずです。そのかん、着々とまた入植活動を西岸地区で展開し、領土拡張の既成事実を作りたいわけですから。なので、今度のハマス・ファタハの和解をイスラエルはまったく歓迎していません。イスラエルのネタニヤフ首相は、「テロリストとは交渉しない」の一点張りです。

 しかし、そのイスラエルを一瞬揺るがせる事態が起きました。5月19日に、米オバマ大統領が、「イスラエルは占領地を返還し、1967年(第三次中東戦争)以前の境界線で和平交渉をするべきである」と表明したのです。アメリカの歴代大統領で初めての踏み込んだ発言になりました。アメリカを最大の後ろ盾とすることで占領政策を維持してきたイスラエルとしては、容認し難い事態でした。すぐさまネタニヤフ首相は、同提案を拒否。すでに定着している入植者の現実と、国土防衛上の占領の必要性を訴えました(これが国際的に正当化されることに驚きますが)。

 さらに、アメリカの親イスラエル・ロビー団体から圧力を受け、オバマ大統領は早くも22日に撤回・釈明をすることになりました。「この44年にわたる変化をふまえ、67年のラインとは異なる境界線で交渉する」と。結局、変化をもたらすことはできませんでしたが、しかし、パレスチナの統一自治政府が発足したときには、またこの問題は浮上するはずです。

 その他、この間もこうした大きなニュースの影で、イスラエル軍によるガザ地区攻撃・空爆があったり(3/19-27)、西岸地区への新入植計画が発表されたり(4/23に二ヶ所1700戸、5/22に300戸)、パレスチナのナクバ(破滅)の日=イスラエルにとっての独立記念日に各地で起きたデモがイスラエル軍によって弾圧され10数名が殺害され数百人が負傷したり、ひどい事件はつねに起きているという感じです。

 シリアの状況など、中東各国の動きを知るには、以下のサイトがオススメです。
【日本語で読む中東メディア】

 

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投稿日:2011年09月15日(木)
この記事のURL:http://www.paleoli.org/?eid=76