噂のパレスチナ映画『歌声にのった少年』全国各地で上映中

背景がわかる良質な商品をお届けします。

パレスチナ・オリーブでは、素材の質や効能はもちろん、
誰が、どんな状況で、どういう方法で作ったものなのかといった製造背景をクリアにしています。
だから安心。だから美味しい。だから、自信を持ってオススメできる商品ばかりです。

生産者パートナーと協力し、ともに生きる
誰もが大切にされる社会を作っていきます。

パレスチナ・オリーブは、パレスチナ北部のガリラヤ地方(1948年からイスラエル領)のオリーブオイルなどの食品、ヨルダン川西岸地区(パレスチナ自治区)ナーブルスのオリーブ石けん、ヨルダン川西岸地区(パレスチナ自治区)イドナ村の刺繍製品を扱っています。

実際に食べて使って納得したものを輸入し、現地を訪問・交流しながら活動しています。

イベント

『ぜいとぅーん』41号 オススメの新刊

パレスチナ・オリーブ通信『ぜいとぅーん』41号
2010年6月15日発行

ミーダーン〈パレスチナ・対話のための広場〉編
『〈鏡〉としてのパレスチナ――ナクバから同時代を問う』
現代企画室、2010年、税込2,520円

私、早尾も参加しているミーダーンが一年間かけて開催してきた連続セミナー〈ナクバ60年を問う〉の記録をもとに、原稿を整理・加筆して、一冊にまとめたもの。臼杵陽氏、板垣雄三氏、奈良本英佑氏など、パレスチナ関係の大御所が参加してくださったのはもちろんですが、より特徴的なのは、パレスチナを専門としないがパレスチナに独自の関心を寄せてきた論者を迎えて、パレスチナ研究者と二人一組で問題提起と討議をしてもらったところです。

具体的には、国際法の阿部浩己氏、イラク研究の酒井啓子氏、ラテンアメリカ・第三世界研究の太田昌国氏、南アフリカ研究の峯陽一氏など。こうした方々が、どのような視点でパレスチナに着目してきたのか、あるいは逆に、パレスチナを通してどのように自分の専門分野をとらえ返してきたのか。これまでのパレスチナ関係の書籍にはない、新鮮な議論が展開されています。

私自身は、第二回目に酒井啓子さんとご一緒させていただき、イラクからイスラエルに移住を強いられたユダヤ教徒のアラブ人を共通話題として、「国民」とは誰かをめぐって議論を交わせたことが印象的でした。

ともあれ本書は、パレスチナを通してこの同時代を、そこに生きる私たち自身を問い直すことへと、読者を誘うことになるでしょう。パレスチナに向き合うというのは、ただパレスチナを深く知るとかパレスチナを助ける、ということにはとどまらないのですから。

一年間のセミナーが濃縮された充実の一冊です。パレスチナ・オリーブからお買い求めいただくこともできます。

また、6月27日(日)に東京で、同書の刊行記念シンポジウムが開催されます。詳細はミーダーンのウェブサイトで。

 

ジャン・ジュネ『シャティーラの四時間』
鵜飼哲・梅木達郎訳、
インスクリプト、2010年(6月下旬刊)

イスラエル軍が1982年のレバノン侵攻の過程で親イスラエルのレバノン人民兵を利用してパレスチナ人難民キャンプを包囲・大虐殺をした直後に、フランスの作家ジュネが現場をつぶさに目撃した名ルポルタージュ、ついに単行本化です。長くパレスチナの政治闘争に共感を示してきたジュネへのインタヴューも併録。時代の証言として、また「外部」からのパレスチナへの関わり方を考えさせるものとして、いま読み直されるべき一冊です。

 

ナージー・アル・アリー『パレスチナに生まれて』
露木美奈子訳、
いそっぷ社、2010年

パレスチナで最も有名なキャラクター「ハンダラ君」。パレスチナに行くと、あちこちの壁に描かれたり、お土産屋さんでもペンダントやキーホルダーになって売られ、パレスチナで知らない人はいません。そのハンダラ君は、風刺画家ナージー・アル・アリーが自らの分身のように描いたパレスチナ難民の子どもです。ナージーは、冴えわたる一コマで、イスラエルの占領だけでなく腐敗したアラブ諸国をも痛烈に批判し、1987年に何者かに暗殺されました。本書はその作品のエッセンスです。(早尾)

 

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投稿日:2010年07月06日(火)
この記事のURL:http://www.paleoli.org/?eid=58