噂のパレスチナ映画『歌声にのった少年』全国各地で上映中

背景がわかる良質な商品をお届けします。

パレスチナ・オリーブでは、素材の質や効能はもちろん、
誰が、どんな状況で、どういう方法で作ったものなのかといった製造背景をクリアにしています。
だから安心。だから美味しい。だから、自信を持ってオススメできる商品ばかりです。

生産者パートナーと協力し、ともに生きる
誰もが大切にされる社会を作っていきます。

パレスチナ・オリーブは、パレスチナ北部のガリラヤ地方(1948年からイスラエル領)のオリーブオイルなどの食品、ヨルダン川西岸地区(パレスチナ自治区)ナーブルスのオリーブ石けん、ヨルダン川西岸地区(パレスチナ自治区)イドナ村の刺繍製品を扱っています。

実際に食べて使って納得したものを輸入し、現地を訪問・交流しながら活動しています。

イベント

『ぜいとぅーん』38号 オススメの新刊

パレスチナ・オリーブ通信『ぜいとぅーん』38号
2009年11月6日発行

サラ・ロイ『ホロコーストからガザへ――パレスチナの政治経済学』
(岡真理・小田切拓・早尾貴紀編訳、青土社)、11月20日発売、定価2600円+税

今年3月に来日し、『ぜいとぅーん』36号でも紹介しました、サラ・ロイさんの講演・対談集です。ロイさんは、ホロコースト生き残りの両親をもつアメリカのユダヤ人で、パレスチナ占領問題の専門家です。とくにガザ地区に滞在しながら長年フィールドワークを行ない、政治経済学の観点からイスラエルによるパレスチナの占領体制を批判的に研究しながら、同時に、ユダヤ人としての倫理や責任も問いつづけています。

本書の第一部は、昨年末から今年はじめにかけてのイスラエルによるガザ空爆・侵攻を受けて緊急にロイさんが発表した、「ガザ以前、ガザ以後」を中心にまとめられています。またロイさんと旧知のジャーナリストで、日本政府の援助計画「平和と繁栄の回廊構想」(『ぜいとぅーん』29号参照)を批判してきた小田切拓さんによるロイさんへのインタヴュー記事「「対テロ戦争」とふたつの回廊」が、日本やその他国際社会の支援のあり方をさらに深めて分析しています。また巻頭では、私が、ガザ地区の歴史と現在、ロイさんの仕事の概要を分かりやすく解説しました。

第二部では、まず講演部分で、ホロコーストの生き残りであった両親からロイさんが受け継いだもの(「ホロコーストがあったからイスラエルが必要なのではない、ホロコーストを体験したからこそ他者との共存が必要なのだ」と母親から言われて育ったそうです)、ユダヤ人としてイスラエルの占領を批判しつづける責任、などについて静かにしかし強い信念で語っています。

そして、在日朝鮮人作家の徐京植さんとの対談も全文収録されています。徐さんは、日本の植民地支配の歴史を背負わされた存在である在日朝鮮人の民族抵抗の文化を模索し、そしてその普遍的な重要性を理解するため、これまでもプリーモ・レーヴィなどのユダヤ人作家、あるいはガッサーン・カナファーニーなどパレスチナ人作家に強い関心を寄せてきました。日本でロイさんを読む意義を深めるうえで、徐さんとの対談は不可欠のものだと思います。

日本という場からパレスチナ/イスラエル問題を考えるうえで、とても大切な問題提起が満載されています。自信を持っておススメします。ぜひお買い求めください。(早尾)

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投稿日:2010年03月30日(火)
この記事のURL:http://www.paleoli.org/?eid=48