新シーズンのオリーブオイルとザアタルが入荷しました!

背景がわかる良質な商品をお届けします。

パレスチナ・オリーブでは、素材の質や効能はもちろん、
誰が、どんな状況で、どういう方法で作ったものなのかといった製造背景をクリアにしています。
だから安心。だから美味しい。だから、自信を持ってオススメできる商品ばかりです。

生産者パートナーと協力し、ともに生きる
誰もが大切にされる社会を作っていきます。

パレスチナ・オリーブは、パレスチナ北部のガリラヤ地方(1948年からイスラエル領)のオリーブオイルなどの食品、ヨルダン川西岸地区(パレスチナ自治区)ナーブルスのオリーブ石けん、ヨルダン川西岸地区(パレスチナ自治区)イドナ村の刺繍製品を扱っています。

実際に食べて使って納得したものを輸入し、現地を訪問・交流しながら活動しています。

イベント

『ぜいとぅーん』37号 新刊紹介

パレスチナ・オリーブ通信『ぜいとぅーん』37号
2009年8月7日発行

新刊紹介
臼杵陽著『イスラエル』(岩波新書、2009年)

現代イスラエル国家の全体像を、その成り立ちから最近の政治情勢にいたるまで、丁寧に整理し解説した新書。これからは、イスラエルの概説書のスタンダードはこの一冊。

しかも、イスラエルに関係する範囲で、パレスチナの占領地、それからアラブ諸国や欧米露諸国との関係についても目配りが行き届いています。そしてイスラエルは、その建国の起源からして、世俗ナショナリズムとしてのシオニズムと、それとは相容れないユダヤ教の宗教原理主義(それは反国家ないし非国家でさえある)と、アラブ人(ムスリムとキリスト教徒)国民をも包容すべき民主主義という、それら相矛盾する三極構造にあるということ、そしてそこから否応なしに「多文化主義」的な状況へと流れていっていること。こういった整理に本書のポイントがあります。

それにしても、イスラエル側とパレスチナ側の両方に通暁している希有な専門家である臼杵さんにしかなしえない正確で客観的な記述(バランスの取れた事実の積み上げ)が凝縮されています。逆に言うと、新書サイズのコンパクトさで濃密な現代史叙述になっているため、入門書とはいえレベルがかなり高くなっています。「最初の一冊」というよりも、従来の概説書では物足りないと感じる人にとってのステップアップに向いている気もします。

関連書籍紹介

臼杵さんは新書以外にも、重要な本を立て続けに出しています。

  • 臼杵陽『イスラームはなぜ敵とされたのか――憎悪の系譜学』(青土社、2009年)
    〈9・11〉以降の「対テロ戦争」の世界を、歴史的・政治的・思想的に掘り下げた一冊。日本の中東政策をも鋭く問う。
  • 臼杵陽(監修)赤尾光春、早尾貴紀(編)『ディアスポラから世界を読む――離散を架橋するために』(明石書店、2009年)
    ユダヤ人問題のみならずアルメニアから在日朝鮮人や沖縄にいたるまで、国民国家に回収されない人びとの移動から世界史の読み直しを試みた論文集。

(早尾)

投稿日:2009年10月08日(木)
この記事のURL:http://www.paleoli.org/?eid=43