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オリーブオイル石けん サラダ オリーブオイル工場オリーブの林

背景がわかる良質な商品をお届けします。

パレスチナ・オリーブでは、素材の質や効能はもちろん、
誰が、どんな状況で、どういう方法で作ったものなのかといった製造背景をクリアにしています。
だから安心。だから美味しい。だから、自信を持ってオススメできる商品ばかりです。

生産者パートナーと協力し、ともに生きる
誰もが大切にされる社会を作っていきます。

パレスチナ・オリーブは、パレスチナ北部のガリラヤ地方(1948年からイスラエル領)のオリーブオイルなどの食品、ヨルダン川西岸地区(パレスチナ自治区)ナーブルスのオリーブ石けん、ヨルダン川西岸地区(パレスチナ自治区)イドナ村の刺繍製品を扱っています。

実際に食べて使って納得したものを輸入し、現地を訪問・交流しながら活動しています。

イベント

『ぜいとぅーん』64号 ガザ帰還大行進/アメリカのUNRWAへの拠出金停止

『ぜいとぅーん』64号 2018年9月5日発行

「ガザ帰還大行進」

イスラエル「建国」、パレスチナのナクバ(大厄災)から70年。3月30日(土地の日)に始まった、ガザ地区での「帰還の大行進」は現在も、毎週金曜日に行われています。

帰還する、、、どこへ? ガザ地区に住む約200万人のうち、約3分の2の人たちが難民、つまり、イスラエル建国前後に故郷を逃れたパレスチナ人とその子孫です。だから、彼らが「帰還」したい故郷は、いまのイスラエルです。イスラエルとガザ地区の間にあるフェンスを越えて故郷に帰る!という、非武装のアピールです。

最大の死傷者が出てしまった5月14日は、イスラエルの建国記念日で、アメリカ大使館のエルサレムへの(一部)移転の式典もありました。私は、アル・ジャジーラ(英語版)のサイトで、ガザ地区や他の地域のライヴ中継を見ていました。

「フェンス」近くで、タイヤを燃やしたり、投石していた若者もいましたが(第一次インティファーダの頃からのひとつの抗議行動の形。でも、フェンスの向こう側に石が届くわけでもない)、多くの人は少し離れてその後ろに座っていました。その人々に向かってのイスラエル軍のスナイパーが銃撃し、ドローンで催涙ガスをまく。若い男女が多かったけれど、家族連れもいました。ガザ地区では狭いところにぎゅうぎゅうに人々が住んでいますが、「境界」付近は、イスラエルがセキュリティゾーンとしてパレスチナ人の農地や家屋を潰して更地にしてしまっため、広い空き地になっています。「故郷」を思いながら、ピクニックのように出かけていた人たちもいたと聞きます。

しかし、イスラエル軍によって、3月末から8月末までに少なくても171人が殺され、1万8千人以上が負傷してしまいました。

ガザが10年以上置かれている封鎖状況は異常で、それは、イスラエルもエジプト政府もパレスチナ自治政府(西岸・ファタハ)も国際社会も責任のあることです。

「多数の」死者が出ていなくても、日々、制限下におかれた生活があり、その中で、仕事に行ったり、学校に行ったりしています。ガザ地区では、この異常な封鎖状況の中で、若者の失業率は60%と言われています。その異常な生活の中での精神状態については、『現代思想』5月号の中でサラ・ロイさんと小田切拓さんが書いています。一方、大学進学率は高く、サラ・ロイさんが以下のように書いていたのが印象に残りました。

ガザには、才能があり技術に精通した人々がいる。あるアメリカ人投資家が言うには、もし戦争が一切なかったならば、「ガザのインターネット事業は、第2のインドになっていたことだろう」。ガザのインターネット利用者の数はテルアビブに匹敵すると報告され、ごく僅かだがインドやバングラディッシュ、そしてイスラエルの企業の下請けをするものもいる。

アメリカのUNRWAへの拠出金停止

アメリカのトランプ政権は、1月に、2018年分のUNRWA(国連パレスチナ難民救済機関)への拠出金1億2500万ドルの半額以上、6,500万ドルの支払い凍結を発表していました(2017年は3億6千万ドル)。8月末には、今後の全面的な支払いの打ち切りを表明しました。アメリカからの拠出金はUNRWA予算全体の3割にあたります。

UNRWAは、ガザ地区、ヨルダン川西岸地区だけでなく、ヨルダン・シリア・レバノン含め、58ヶ所の難民キャンプで、500万人の「登録」パレスチナ難民にたいして、学校やクリニックを運営し、生活困窮者に食糧援助を行ったりと、基礎的なサービスを提供しています。

一方、UNRWAは貴重な雇用先でもありますが、7月の時点ですでに、ガザ地区・西岸地区で働くパレスチナ職員の削減や正規職員のパートタイム契約への切り替えが発表されました。 < /p>

大変な、追い詰められた事態ではあるのですが、私は、難民全体の生活を支えるUNRWA事業の予算が、年間せいぜい1500億円〜2000億円であることにも驚きました。

ところで、日本が2基アメリカから購入予定の迎撃ミサイルシステム、イージスアショアは2基で6,000億円です(来年の防衛費は5兆円超えの予算請求)。3,000億円で日本のすべての大学生の学費を1年間無料にできる、と聞いたときに、それくらいならどこからでも出てきそうなのになあ、と思ったことがあります。防衛費でなくても、無駄なところがあると思うのですが、目につきやすいですね。

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投稿日:2018年11月02日(金)
この記事のURL:http://www.paleoli.org/?eid=276