日本オリーブオイルソムリエ協会主催の国際コンペで銀賞を獲りました!

オリーブオイル 石けん サラダ オリーブオイル工場 オリーブの林

背景がわかる良質な商品をお届けします。

パレスチナ・オリーブでは、素材の質や効能はもちろん、
誰が、どんな状況で、どういう方法で作ったものなのかといった製造背景をクリアにしています。
だから安心。だから美味しい。だから、自信を持ってオススメできる商品ばかりです。

生産者パートナーと協力し、ともに生きる
誰もが大切にされる社会を作っていきます。

パレスチナ・オリーブは、パレスチナ北部のガリラヤ地方(1948年からイスラエル領)のオリーブオイルなどの食品、ヨルダン川西岸地区(パレスチナ自治区)ナーブルスのオリーブ石けん、ヨルダン川西岸地区(パレスチナ自治区)イドナ村の刺繍製品を扱っています。

実際に食べて使って納得したものを輸入し、現地を訪問・交流しながら活動しています。

イベント

33号(2008年6月21日発行)
  1. パレスチナの破滅から60年/イスラエル建国から60年

    新シーズンのオリーブオイルの入荷後、多くのご注文を頂きました。「ガリラヤのシンディアナ」に追加注文も出すことができ、シンディアナの女性たちも喜んでいました(農作物ですので、急な注文には現地で対応できないことも多いのですが)。

    シンディアナの関連団体マアン(パレスチナ人労働者のための団体)を通じて職を得たガリラヤ地方の村の女性が「マアンのプログラムに参加するようになり、自信が持てるようになった。村の女性200人がマアンを通じて職を得ることができ、村の雰囲気まで変わってきた」と言っている、とも聞きました。

    しかし「ナクバ」から60年の現実はまだなかなか変わっていないどころか、人々の生活はますます追い込まれています。

    2008年5月

    1948年の5月にユダヤ人国家としてイスラエルの建国が宣言されてから、今年の5月15日でちょうど60年になりました。イスラエル側では、ブッシュ大統領など世界各国から来賓を迎え、盛大な式典が開かれ、また日本を含む世界各地でさまざまな祝祭がもたれました。

    しかしパレスチナ人たちにとっては、自分たちの土地の70%が奪われ、約500の村が破壊され、約100万人の難民が発生した「大災厄」(アラビア語で「ナクバ」)から60年を想起する日です。パレスチナ自治区だけでなく、世界各地で「ナクバ60年」を想起するたくさんのデモや集会、アート展などが行なわれました。ヨルダン川西岸地区のカルキリヤ、ナーブルスではデモに対してイスラエル軍の攻撃もありました。

    イスラエル国籍のパレスチナ人たちも、イスラエル内で「ナクバ」を想起するデモや集会を行ないました。しかし、そうしたイベントに対しては、イスラエルの裁判所が開催中止を勧告したり、あるいはイスラエル警察がデモ参加者に暴行を加えたりといった、あからさまな妨害活動が見られました。また、イスラエルの政治家たちからも、「もう建国60年だというのに、『ナクバ』だとか聞かせられるのは、もううんざりだ」といったような発言がなされて、国内のパレスチナ人の存在を「厄介視」する傾向が高まっているのが感じられます。

    彼らはイスラエル建国以前からその場所に住み続けた人たちです。しかも、彼らの半数が元々住んでいた村や町を追い出されてイスラエル領内に残ることになった国内難民です。

    先住民であるパレスチナ人に対して、逆に「温情的に居させてやっているにもかかわらず、主人に歯向かうのか。それなら出ていくがいい」という論調です。60年を区切りに、「パレスチナ人を一掃しよう」という風潮が強まることが懸念されます。

    ナクバとは

    ヨーロッパのユダヤ人の民族主義者たちは、「ユダヤ人のためだけの国家」を求めてパレスチナの土地へ組織的移民運動を展開。19世紀末からイギリス委任統治期(第1次世界大戦後1920〜1948年)にかけて、大規模に入植村を発展させて、土地の乗っ取りを画策しました。そして、イギリスが委任統治を終了すると同時に「ユダヤ人国家」としてイスラエルの建国を宣言したのです。

    ですから、60年前に突然悲劇が起こったわけではなく、100年以上の歴史を考えなくてはならないのですが、政治的・象徴的な区切りとして1948年はイスラエル・パレスチナの双方から、それぞれに重視されています。

  2. 新刊紹介

    田浪亜央江『〈不在者〉たちのイスラエルーー占領文化とパレスチナ』
    インパクト出版会、2008年、2400円+税

    よくある現地滞在ルポとはわけが違います。アラビア語とヘブライ語、両方に精通した著者が、2年にわたってアラブ・パレスチナ人の多い北部の都市ハイファに滞在しながら、矛盾だらけのイスラエル社会を批判的に見つめています。歴史・政治・文学などの広範な知識に裏打ちされた深い洞察とともに描かれるのは、<不在者>とされたパレスチナ人ーー1948年に追放された<不在>の難民と、イスラエル国内で不可視化されているアラブ系市民ーーの視点から見たユダヤ国家です。

    写真やエピソードが満載で、生活がよく伝わる上に、背景までよくわかります。

     

    映画案内

    『ビリン・闘いの村ーパレスチナの非暴力抵抗ー』監督・撮影・編集 佐藤レオ

    8月2日(土)〜アップリンクX(渋谷)、その他地域でも上映可能性あり。

    イスラエルによる分離壁の建設に対して、非暴力で立ち向かう村人と支援者を描くドキュメンタリー。世界に向けたパレスチナ人のアピールを、カメラが証言者となって私たちに伝えます。

     

    編集後記

    地震のご心配を頂きました。ありがとうございました。仙台市内は震度5でしたが、幸い、大きな被害は出ていません。パレスチナ・オリーブも無事でした。

    夏のギフトセットの案内を同封しました。ギフトは、夏・冬の他に結婚式の引き出物、内祝いなども承っております。ラッピングを担当しているのはみずゑ。箱にワンポイントつけたものですが、ナチュラルでかわいらしいと好評です。

    いま、自宅のベランダにあるオリーブの木に花のつぼみがたくさんついています(パレスチナのオリーブの木ではありません)。

    ガリラヤ地方やナーブルスの様子、イドナ女性組合のヌハさんに生まれたかわいい赤ちゃんなどなど、お伝えしたいことはたくさんあるのですが、今号は短い通信になりました。次号をお楽しみに!

投稿日:2008年06月21日(土)
この記事のURL:http://www.paleoli.org/?eid=225