噂のパレスチナ映画『歌声にのった少年』全国各地で上映中

背景がわかる良質な商品をお届けします。

パレスチナ・オリーブでは、素材の質や効能はもちろん、
誰が、どんな状況で、どういう方法で作ったものなのかといった製造背景をクリアにしています。
だから安心。だから美味しい。だから、自信を持ってオススメできる商品ばかりです。

生産者パートナーと協力し、ともに生きる
誰もが大切にされる社会を作っていきます。

パレスチナ・オリーブは、パレスチナ北部のガリラヤ地方(1948年からイスラエル領)のオリーブオイルなどの食品、ヨルダン川西岸地区(パレスチナ自治区)ナーブルスのオリーブ石けん、ヨルダン川西岸地区(パレスチナ自治区)イドナ村の刺繍製品を扱っています。

実際に食べて使って納得したものを輸入し、現地を訪問・交流しながら活動しています。

イベント

『ぜいとぅーん』58号 パレスチナ、イスラエルと各地の状況

『ぜいとぅーん』58号 2016年1月27日発行

 2015年9月末から、緊張状態が続いています。きっかけは、エルサレムのアルアクサー・モスクのあるハラム・アッ=シャリーフへのパレスチナ人の立ち入りが制限されたことへの抗議ですが、これまでの不満が噴出した、ということでしょう。イスラエル軍による検問所や道路封鎖も増加しています。

 第3次インティファーダ(民衆蜂起)、エルサレム・インティファーダ、ナイフ・インティファーダと呼ばれたりもしています。しかし、組織的な抵抗運動ではなく、「一匹狼型」だと言われています。パレスチナ人が個人で、ナイフでイスラエル人を殺傷し(あるいは殺傷しようとし)、イスラエル警察・軍に即刻射殺される事件が多発しています。パレスチナ人の16歳の少女がユダヤ人入植者の女性を刺そうとしたとして、入植者に射殺された事件もありました(入植者は武装していることが多い)。

 しかし「事件」の中には、ポケットに手を突っ込んでいただけの少年、家路を急いでいただけの女性ドライバーなどが含まれています。

 ニュースを読んでいても、よくわからないことだらけです。例えば、西エルサレム(イスラエル側)で、パレスチナ人の少女2人が通行人をハサミで「襲い」数人が軽傷、イスラエル警察が少女を撃って1人が死亡、1人が重傷、というようなニュースはどう受け取っていいのか、わかりません(射殺していいわけがないのは確かですが)。

 多くの「事件」を考察するのは無理ですが、生産者団体の地域のものをいくつか書きます。

 10月始め、ガリラヤ地方の町、アフーラのバスターミナルでイスラエルの警備員を「襲った」とされる28歳のパレスチナ人女性が射殺されました。FBか何かで映像が回ってきて私も見ましたが、彼女は銃を持った人に何かを話していましたが、あっという間に射殺されてしまいました。

 アフーラはユダヤ人の街ですが、シンディアナのスタッフの住んでいるパレスチナの村から近く、パレスチナ人も買い物に来ているところです。私も2年前に行った場所です(通信54号参照)。

 1月1日、テルアヴィヴのパブでパレスチナ人が銃を乱射、2人死亡7人負傷。この事件の被疑者が、アラァラ村の自宅でイスラエルの警察特殊部隊に射殺され、5人以上が逮捕されました。

 アラァラ村は、私たちにオリーブオイルを出荷してくれている「ガリラヤのシンディアナ」(以下、シンディアナ)の契約農家であるユーニスさんのオリーブ林の近くであり、ロハ地域にあるシンディアナのプロジェクト林の近くです。

 何か「事件」があれば、すぐ射殺、というのが当たり前になってしまっています。本当に「事件」かどうかわからなくても。「事件」を起こしていなくても、パレスチナ人というだけで、危険な人と思われてしまう。

 1月には、ギリシャからイスラエルの向かう飛行機に、パレスチナ人(イスラエル国籍)が同乗することを他のイスラエル人が拒否し、パレスチナ人乗客が出発前の飛行機から降ろされてしまう、ということも起きました。

眉毛切りばさみも危険??

 15年ほど前、私がパレスチナ(ヨルダン川西岸地区)に留学していた頃のことです。ヘブロンのイブラヒームモスクの入り口で、検問をしていたイスラエル軍の兵士に、眉毛切りばさみと手鏡を取り上げられました(預けさせられた)。眉毛切りばさみの「刃」は1cmもなく、眉毛以外は絶対に切れません。手に刺したってかすり傷1つつきません。手鏡も10cm四方くらのものでしたが「監視カメラに鏡を向けると写らなくなるから」と言われました。「セキュリティのため」と言い、それ以上の説明は一切ないので、本当にセキュリティ上の決まりなのか、嫌がらせなのか、さっぱりわかりませんでした。

 いま、パレスチナ人はカバンに「ナイフ」が入っていただけで射殺されています。

 

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投稿日:2016年02月24日(水)
この記事のURL:http://www.paleoli.org/?eid=132