4月23日甲府で簡単パレスチナお料理教室

背景がわかる良質な商品をお届けします。

パレスチナ・オリーブでは、素材の質や効能はもちろん、
誰が、どんな状況で、どういう方法で作ったものなのかといった製造背景をクリアにしています。
だから安心。だから美味しい。だから、自信を持ってオススメできる商品ばかりです。

生産者パートナーと協力し、ともに生きる
誰もが大切にされる社会を作っていきます。

パレスチナ・オリーブは、パレスチナ北部のガリラヤ地方(1948年からイスラエル領)のオリーブオイルなどの食品、ヨルダン川西岸地区(パレスチナ自治区)ナーブルスのオリーブ石けん、ヨルダン川西岸地区(パレスチナ自治区)イドナ村の刺繍製品を扱っています。

実際に食べて使って納得したものを輸入し、現地を訪問・交流しながら活動しています。

イベント

『ぜいとぅーん』56号 日本と中東、イスラエル

『ぜいとぅーん』56号 2015年3月10日発行

 前号でも書いた通り、集団的自衛権の行使容認、武器禁輸三原則の緩和、イスラエルとの包括的パートナーシップ協定と続き、自衛隊の派兵だけでなく、武器輸出やセキュリティビジネスが心配です。

 しかし「これまで日本は中東に介入してこなかった、中立的だったから中東の人たちは親日的だった」と言われると違和感があります。

親日的?

 「日本人」に好印象を持ってきてくれたことは確かですが、少なくてもパレスチナに関する限り、それは日本のことを知らない、誤解しているから、という面も大きいです(教育は進んでいます。無知という意味ではありません)。日本の場所もよく知らないし、中国、台湾、朝鮮半島、日本はごちゃごちゃです。以前はよく、「ジャッキー・チェーン」「ブルース・リー」「空手」と声をかけられました。中国武術と空手、柔道もごちゃごちゃでしょう(ちなみに、検問所のイスラエル兵に「ブルース・リー!」と言われ、脱力したこともあります)。

 「日本はアメリカに原爆を落とされたのに、戦後、頑張って復興して、素晴らしい技術を持っている国」と思われています。日本のアジア侵略などは知りません。「日本企業は欧米の企業と違って素晴らしいだろ?」と言われたこともあります。もう、日本の家電メーカーが国際競争に負けて経営を悪化させているのも知りません。「ソニーは今年度、株主への配当がなかったよ」と言うと驚きます。

 日本政府が、一時期(オイルショック以降)、アメリカの中東政策と距離を置いていた時期もありますが、1990年の湾岸戦争以降はアメリカ政府とともに行動しています。パレスチナの人たちも、日本が湾岸戦争でお金を出したこと、イラク戦争で自衛隊を派兵したことを知っています。ただ、なぜ日本政府がアメリカ政府に従っているのかは疑問に思っているようです。「日本はアメリカに原爆を落とされたのに、アメリカを嫌っていないのか?」と訊かれたこともありますし、「アメリカは強いから逆らえないよな」と勝手に納得されたこともあります。

サイクス・ピコ協定

 現在の中東の諸問題の根本的な原因の一つは、第1次世界大戦でヨーロパ諸国がオスマン帝国を解体させ、線引きしたことです。悪名高いのが、第一次大戦中にイギリス、フランスがオスマン帝国のアラブ領に線引きをした秘密協定の「サイクス・ピコ」協定です。これを決定したのが1920年の「サン・レモ会議」で石油の利権も分けました。この会議に主要戦勝国として出席したのは、イギリス、フランス、イタリア、日本(アメリカはオブザーバー参加)。パレスチナはイギリスの委任統治領となり、その後10年間でユダヤ人移民は3倍になりました。

 ですから、日本政府は、歴史的にも中東に対して責任があると言えます。日本が歴史的に中東侵略をしてこなかったのは、イギリス・フランスの中東支配と交換条件でアジア支配を認めてもらっていたからであり、日本が中東では手を汚していないことは、中東に対して無罪であるというわけではない、という構図なのです。

こぼれ話:日本とイスラエル

 今回、初めて「イスラエル人は親日的」を感じました(全般的にどうかはわかりません。おそらく一般のイスラエル人も日本のことはよく知らないと思います)。まず入国の際、イスラエルの空港のセキュリティオフィスで質問攻めにあっていたとき。パスポートを見て「宮城に住んでいるのか?」と訊かれたので、辛い出来事だ、と涙ぐんで震災・移住の話をしようとしたら「悲しい話はしなくていい。楽しい話をしよう。そうだ!今日、日本の首相もイスラエルを訪問しているぞ」と言われました。いいニュースなんですね、と思いました。次に、ヨルダン川西岸地区の検問所にいたイスラエル兵に「アイ・ラブ・ジャパン!」と言われました。バスの乗客は全員パレスチナ人ですし、反応に困りましたが、とりあえず「サンキュー」とだけ答えました、、、。

 また、サンリオは2011年にイスラエルに「ハローキティ・ストア」を開いています。イスラエルの空港には「アイ・ラブ・イスラエル」と書かれイスラエルの国旗をもったキティちゃんのお人形がたくさん売られています。イスラエルの人には、日本は「親イスラエル」と思われているかもしれません。

こぼれ話:空手教室

 上記のように、空手も柔道もごっちゃな人も多いですが、パレスチナにも空手教室があります。武器を使わずに強い、はカッコいいと感じるようです。友人の子どもがラマッラーの柔道教室に通っているので一緒にお迎えに行ったことがありますが、「イチ、ニ、サン、シ」と日本語で数を数えながら練習していました。「センセイ」「センパイ」「オス」「アリガトウゴザイマシタ」も日本語でした。

こぼれ話:アッバース大統領最後の日々??

 今回、生産者団体の人たちからも、街のお店の人たちからも、「日本は最近どう?」と訊かれたとき「政府が問題でねえ」と私が答えたあと、それに対してほぼ全員がすぐ「パレスチナ政府もひどくってねえ」と続けたのには少し驚きました。以前からアッバース大統領を評価している人はほとんどいませんでしたが、今回は、ちょっとニュアンスが違いました。「もうアッバースは最後の日々だ」ということです。ただしその先は誰もわからない。

 「アフターオスロ」も終了、という話も聞きました。1987年からの第一次インティファーダは早すぎた「パレスチナの春」で1993年のオスロ合意で終わり。2013年か2014年までが「アフターオスロ」で、いまはそれも終了。イスラエル政府は「パレスチナ自治政府」も終わらせたい意向、というニュースも入ってきましたが、その先はないのだと思います。

 日本並みに意味不明の突然の解散、と言われたイスラエルのクネセト(国会)選挙は、3月17日です。解散のきっかけとなった「国民国家法案」については重要な問題なので、次号の通信に載せたいと思います。

 

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投稿日:2015年05月23日(土)
この記事のURL:http://www.paleoli.org/?eid=117