9月からオリーブ石けんが新しくなりました。

オリーブオイル 石けん サラダ オリーブオイル工場 オリーブの林

背景がわかる良質な商品をお届けします。

パレスチナ・オリーブでは、素材の質や効能はもちろん、
誰が、どんな状況で、どういう方法で作ったものなのかといった製造背景をクリアにしています。
だから安心。だから美味しい。だから、自信を持ってオススメできる商品ばかりです。

生産者パートナーと協力し、ともに生きる
誰もが大切にされる社会を作っていきます。

パレスチナ・オリーブは、パレスチナ北部のガリラヤ地方(1948年からイスラエル領)のオリーブオイルなどの食品、ヨルダン川西岸地区(パレスチナ自治区)ナーブルスのオリーブ石けん、ヨルダン川西岸地区(パレスチナ自治区)イドナ村の刺繍製品を扱っています。

実際に食べて使って納得したものを輸入し、現地を訪問・交流しながら活動しています。

イベント

『ぜいとぅーん』56号 訪問報告:イドナ村女性組合

『ぜいとぅーん』56号 2015年3月10日発行

生地

 パレスチナで生地を作っている所はほとんどなく、カバンやエプロンに使う生地には苦労しています。

 いままで、エプロンや巾着の無漂白コットン生地はエルサレム旧市街の小さな工場で作られているものを仕入れていました。しかし、注文単位が大きいこと。布の品質に問題があり、使えない部分が多く布が無駄になること。これらの点から、生地を変更することにしました。薄いグレーと薄茶色の間の上品な色の綿生地です。これに合わせて刺繍の色合いも落ち着いた組み合わせに変更します。

 現在、無漂白コットン生地のエプロン、ハーフエプロンはともに数枚ずつ在庫があります。今後入荷予定の新しい生地のエプロン、ハーフエプロンは生地代が上がることと円安のため値上げの予定です。

 これまで、安い布や服がシリアから入って来ていたけれどいまは入ってこない、という話もしていました。

スタッフ、イドナ村の状況

 イドナ村は、ヨルダン川西岸地区南部(ヘブロン地域)、イスラエルとのグリーンライン(停戦ライン)に接する場所にあります。村のはずれに「分離壁」があり、土地の一部が分離壁の建設で失われました。

 この場所がら、もともとはイスラエルへの出稼ぎが多かった地域です。しかし、1993年のオスロ合意後、イスラエルは、「切り離し」政策で、ガザ地区・ヨルダン川西岸地区からのパレスチナ労働者を減らし、中国、タイ、フィリピンなどアジアからの外国人労働者を増やしました(外国人労働者も劣悪な環境で働いています)。

 イスラエルで働くには「許可証」が必要です。イスラエルは、この許可証を増やしたり、減らしたりでパレスチナをコントロールしてきました。「締め付けて」みたり、「緩めて」みたり。昨夏のガザの攻撃の後、いま現在は少し許可証を増やしています。また、過去に、親族に「逮捕者」がいると許可証は出ません。(「逮捕」の理由は通常、説明されませんし、イスラエル軍に対するデモに参加した程度でも捕まる訳ですが)。「イドナ村女性組合」のメンバーでも、「夫の親族が逮捕されたことがあるから、夫には許可証が出ない」と言う人がいます。だから、彼女のイドナ村女性組合からの給与は貴重な現金収入なのです。

 また、分離壁や検問所を避けて、許可証なしに働きに出る人もいます。見つかったら逮捕・罰金となるのですが、それでも仕事が必要なので危険を冒して行きます。以前、分離壁の下にトンネルを掘って行く、と聞いたこともあったのですが、今回は「分離壁を部分的に壊して通る」と言っていました。「エルサレム周辺などは8mのコンクリート壁だけれど、イドナ村を通る分離壁はそれほど高くないから」と言うのです。でも、どうやってこっそり壊して通るのか、ちょっと想像しにくいです(分離壁沿いには、イスラエル軍のパトロール用の道路もあります)。

 そのほか、村では、小さな畑に野菜を作ったり、鶏など家畜を育てたりしています。スタッフのヌハさんの夫は、農家さんから鶏の卵を集めて、お店に売り歩く仕事をしています。

 今回、私が訪問したときには、マクルーベ(鶏と野菜の炊き込みごはん、もてなし料理)を作ってくれましたが、そこにいっぱい入っていたカリフラワーは、スタッフのサーディーエさんの畑で栽培したものでした。冬は雨が降りますので、灌漑なしに雨だけで栽培しています(水は高いので、農業に使うのは限られます)。表紙写真では、スタッフのモシーラさんもスマホで写真を撮っています。自分のFBにアップする、と言っていました。パレスチナでもスマートフォンは急速に広がっています。

 

目次に戻る

投稿日:2015年05月23日(土)
この記事のURL:http://www.paleoli.org/?eid=116