噂のパレスチナ映画『歌声にのった少年』全国各地で上映中

背景がわかる良質な商品をお届けします。

パレスチナ・オリーブでは、素材の質や効能はもちろん、
誰が、どんな状況で、どういう方法で作ったものなのかといった製造背景をクリアにしています。
だから安心。だから美味しい。だから、自信を持ってオススメできる商品ばかりです。

生産者パートナーと協力し、ともに生きる
誰もが大切にされる社会を作っていきます。

パレスチナ・オリーブは、パレスチナ北部のガリラヤ地方(1948年からイスラエル領)のオリーブオイルなどの食品、ヨルダン川西岸地区(パレスチナ自治区)ナーブルスのオリーブ石けん、ヨルダン川西岸地区(パレスチナ自治区)イドナ村の刺繍製品を扱っています。

実際に食べて使って納得したものを輸入し、現地を訪問・交流しながら活動しています。

イベント

『ぜいとぅーん』52号 ガリラヤのシンディアナ ニュース

『ぜいとぅーん』52号 2013年10月24日発行

5つ星

 スイスのオーガニック認証機関IMOは、社会的責任&フェアトレードの認証ラベルである”Fair for Life”を定めています。シンディアナはいままでもこの認証を持っていましたが、今回5つ星という高い評価を得たそうです。

 フェアトレードラベルにも星があると知ってびっくりしました(いつから「星」の制度ができたのかは少し調べてみましたが分かりませんでした)。ラベルや「星」の評価の必要性は意見の分かれるところだと思います。シンディアナは、買い手(欧米のフェアトレード団体など)が必要だと言ったラベルのみ取っているそうです。なお、シンディアナはWFTO(世界フェアトレード機関)のメンバーです。

ユダヤ人入植地で働くパレスチナ人

 通信51号にも書いた通り、シンディアナと両輪で活動するマアンは、イスラエル内とエルサレムのパレスチナ労働者のために長く活動してきましたが、近年は、ヨルダン川西岸地区にあるユダヤ人入植地に付随する工業地帯で働くパレスチナ労働者とも一緒に活動しています(入植地や工業地帯そのものが国際法違反ですが)。

 2007年にイスラエル最高裁は、入植地とその近郊にある工業地帯はイスラエルの労働法に完全に従うことという判決を下しました。しかし、実際には、労働者の権利は全く守られていません。マアンは、働く人が会社と正式に交渉できるように労働組合を作ったり、訴訟を起こしたりする手伝いをしています。

 以下は、マアンがサイトに掲載している記事の部分抜粋です。→全文の翻訳はこちら

* * * * *

 次の情景を想像してみてください。小さな部屋の中にいる5人の男性たちがアルミ製品に耐熱塗料を塗っています。その部屋は換気されておらず、労働者たちはマスクをしていません。彼らはこのことが健康的でないことも安全でないことも知っています。しかし不平を言う者はいません。

 そしてこれも想像してください。40人の労働者が砂漠にある工業団地にいます。彼らが自由に使えるのは、そこに設置されている小さな冷蔵庫一つだけです。冷水は1時間で出尽くしてしまうため、残りの労働日は、彼らは管が外にある(熱い)水道水を飲んでいます。

 これはどうでしょう。労働者は月末に1日あたり90シェケルを得ます。最低時給は23シェケルであることは注意すべきです。給与明細票や労働に伴う社会保障、有給の病欠欠勤日や休暇はありません。

(訳註:1シェケルは約27円。工場は8時間半労働なので法的には一日195.5シェケル。イスラエル、パレスチナの物価は日本とほぼ同じ)


 マアレ・アドミーム管轄内にある、アドミーム工業団地の工場や企業のほとんどは、イスラエル人所有のものです。労働者はパレスチナ人で、彼らはジェリコ市や、アブー・ディースなどエルサレム近郊の地区から通っています。イスラエルの監査官は入植地にある工業団地には行きません。

 「イスラエル人は私たちをいいように使っています。彼らにはそれができるから」とジェリコから通っているアブダッラーさん(仮名)は言います。「ボスの好きな言葉は『パレスチナに行け』です。彼らはパレスチナでは、日当50シェケルで、日当90シェケルは高額であることを知っているのです。私たちはここで適用されるべきイスラエルの法律が遵守されていないことも知っています。私たちはイスラエルで働いて多くもなく少なくもない、適正な労働の対価が欲しいのです」


 アドミーム工業団地は1998年に作られ、マアレ・アドミーム経済開発コーポレーションによって管理されています(訳註:パレスチナ自治区西岸地区にあるイスラエル最大の入植地)。ソーダストリームなどの大きな工場がある一方、そのほとんどの事業はアルミ加工や木材加工、紡績工場といった小さな作業場です。

 その工業団地は、イスラエルとパレスチナとの境界付近にあるエリアCにあります。エリアCは軍事的にも、行政的にもイスラエルの管理下にあります。つまり、パレスチナ人がそこで働くためには許可証が必要になります。雇用者が考慮でもしない限り、労働者は法の外に置かれます。

(訳註:エリアAとは、軍事的、行政的にパレスチナの管轄下にある地域。エリアBとは、軍事的にはイスラエルの、行政的にはパレスチナの管轄下にある地域を指す。オスロ合意後に作られた区分)

 

目次に戻る

投稿日:2014年01月09日(木)
この記事のURL:http://www.paleoli.org/?eid=107