日本オリーブオイルソムリエ協会主催の国際コンペで銀賞を獲りました!

オリーブオイル 石けん サラダ オリーブオイル工場 オリーブの林

背景がわかる良質な商品をお届けします。

パレスチナ・オリーブでは、素材の質や効能はもちろん、
誰が、どんな状況で、どういう方法で作ったものなのかといった製造背景をクリアにしています。
だから安心。だから美味しい。だから、自信を持ってオススメできる商品ばかりです。

生産者パートナーと協力し、ともに生きる
誰もが大切にされる社会を作っていきます。

パレスチナ・オリーブは、パレスチナ北部のガリラヤ地方(1948年からイスラエル領)のオリーブオイルなどの食品、ヨルダン川西岸地区(パレスチナ自治区)ナーブルスのオリーブ石けん、ヨルダン川西岸地区(パレスチナ自治区)イドナ村の刺繍製品を扱っています。

実際に食べて使って納得したものを輸入し、現地を訪問・交流しながら活動しています。

イベント

19号(2005年4月12日発行)

    届きました〜!!

    オリーブオイル

    デイル・ハンナ村のアベッドさんのオリーブオイルが入荷しました! 新緑の息吹のような香りで、やさしく上品な味わいです。昨シーズン(2003年)、アベッドさんの畑はオリーブバエの被害を受けたり収穫が遅れたりで、おいしいエクストラヴァージンのオリーブオイルが採れず、出荷できませんでした。今回は2年ぶりの入荷です。

    アベッドさんのオリーブ畑は、樹の剪定をし、下草を刈り取り、と丁寧に手入れされているので、際立って美しい畑です。また、アベッドさんの畑は、パレスチナ農家の中で唯一、イスラエル有機農業協会の認定を受けています。そもそも有機栽培をしていてもパレスチナ農家が認定を受けるのが難しい上に、近年認定のための手数料が上がったため、シンディアナは認定の申請をやめようかと検討しました。しかし、現在のところ継続しています。

    ザータル(ハーブミックス)

    「栽培・生産女性協同組合」からのザータルが届きました。この協同組合はジェニーン地域の果実生産者協同組合連合に属し、ズブーバー村、インザ村、コフル・ダーン村に住む20名の女性たちが、ザータル、マラミーヤ(セージ)、カモミール、山羊のチーズ、ジャムなどを生産しています。夫を亡くした人、障がいのある夫を持った人たちなどで構成され、彼女たちの収入が大家族を支えています。

    シンディアナは以前この団体からザータルを買い入れていたのですが、検問所や壁の建設で交通が分断されたためにここ数年はナザレ近郊の契約農家からザータルを買っていました。ところが、壁の検問所を通って運べるらしいと聞き、今回再び買い入れました。(その苦労話は『ぜいとぅーん18号』参照)

    ザータルの味は今までのものと少し違って感じられるかもしれません。ザータルには数種のハーブとゴマ、塩等が入っていますが、ブレンド具合で風味に違いが出ます。「あそこのお店のザータルがおいしい」など評判がある一方、「やはりおふくろの味」とお母さんがブレンドしたザータルが一番という意見も多いです。

    オリーブオイル、ザータルとも順次切り替えます。(12月に入荷しているものとほぼ同時期に収穫したものです)

    おつまみにぴったり!?

    クリームチーズにザータルを加えて、パンやクラッカーに載せると、かなりイケます。

  1. 「ガリラヤのシンディアナ」ニュース

    ボトル詰めなど今シーズンのオリーブオイルの出荷に忙しいシンディアナの女性たちが、一息ついて、ハイファの港に見学に行きました。荷揚げ、荷下ろしを見て説明を聞いたり、港の倉庫見たりしました。シンディアナのオリーブ製品がたどる道の一部を見たわけです。「この港から世界へ、、、」というのは感慨深いものがあったようです。オリーブオイルはハイファ港から、日本や、ヨーロッパ、アメリカ、オーストラリアへ向かいます。彼女たちは、「次は、いつか、私たちがそこへ行きたい」と言っていたそうです。

    3月8日は国際女性デーです。シンディアナは、パレスチナ人の平等実現とともに、女性の平等実現についても意識的で、毎年イベントを行っています。今年は、WAC(イスラエル内のパレスチナ人労働者のための団体)が、シンディアナの女性たちに働く女性として、お祝いと敬意を表し表彰したそうです。

    イスラエル内のパレスチナ人の家父長制をテーマに撮った興味深い映画「アタシュ(渇き)」があります。詳しくはこちら


    ナーブルス石けん工場

    4月始めにナーブルスの石けん工場のマジュタバさんに電話で話を聞きました。彼は「私も家族も元気だ」と言いますが、ナーブルスの状況は相変わらずよくありません。

    ナーブルス以外のジェリコ、カルキリヤ、トゥルカレム、ラマッラーなどの都市では、検問所が減ったりイスラエル軍が撤退しています。「他地域ではちょっとは状況が良くなっている。ほんのちょっとは。またすぐ悪くなるかもしれないけど」なんて話しているうちに、「聞こえる??」と言われ、電話口で耳を澄ますと、なんと銃撃の音。数分間続きました。夕方5〜6時頃、ナーブルスの町の真ん中でイスラエル軍の銃撃。「ほら」とマジュタバさんは笑っていましたが、笑うしかない状況なのでしょう。

    石けん工場は前号の通信で報告した通り、販売が難しく経営が苦しい状態が続いています。11月末の時点でナーブルスから送った石けんがガザに入れず、検問所で1ヶ月留め置かれていましたが、それは結局入れないままでした。そんな中でも「こんな石けんを作ってみようと思う」「5年前(アルアクサ・インティファーダ前)に建てて一度も操業しないまま行くこともできなくなっていた工場への検問所がやっと通りやすくなった。移転も検討している(現在は小さい場所を間借り中)」など(実現かどうかは別として)前向きな話をしてくれました。そして日本での石けんの売れ行きを尋ねるので、私は「急激に売れてはいないけれど、みんなが気に入って紹介してくれて少しずつファンが増えているよ」と伝えました。マジュタバさんが「日本で毎月何十トンも売れるといいけど」と言うので、私は「努力してみるよ。仕事人間になろうかな」と答えました。最後は互いに本音半分冗談半分。石けんをご愛用して頂いている皆さま、ぜひ周りのお友達にも宣伝してください!

  2. 刺しゅうエプロン(イドナ村)
  3. 没収され、分断され続ける土地

    3月30日は「土地の日」です。1976年に起きたガリラヤ地方のパレスチナ人の土地の大規模な没収に対する抗議運動を記念し、毎年ガリラヤ地方やヨルダン川西岸地区で記念行事が行われます。

    1947年以前にパレスチナ全体でアラブ・パレスチナ人が所有していた土地は94%でユダヤ人が所有していた土地は6%。しかし、国連の分割案では、ユダヤ人に56%の土地が割り当てられました。それが、第一次中東戦争の結果、イスラエルは77%の土地を手に入れました。

    その後もずっと、「できるだけ多くの土地を手に入れ、パレスチナ人はできるだけ少なくする」という政策が続いています。押し込められ、閉じ込められ、生活できなくなったパレスチナ人が海外に出稼ぎ、移住せざる得なくなります。

    ガリラヤ地方を含む、イスラエル内のパレスチナ人の土地没収もいまだに続いています。またアラブ・パレスチナの自治体からユダヤの自治体へ管轄権が移され、アラブ住民が土地を所有しているのに、実際には住めない、利用できないという事態もあります。現在、イスラエル内のパレスチナ人の人口はイスラエルの総人口の18%ですが、自治体が管理している土地は全体の2.5%に過ぎません。

    「ガザ・西岸北部から入植地撤去が決定」し、「和平」が進みだしたような報道がされています。ガザから撤退すること自体は当然で、悪いことではありませんが、これは実はヨルダン川西岸地区の入植地の恒久化とセットになっています。

    ガザについてはガザの入り口の検問所が要塞化して来ていることからもわかるように、人と物の出入りを完全に管理した上での「ガザ切り捨て」が意図されています。

    西岸には160前後の入植地がありますが、撤去されるのは4つの小さな入植地だけです。グリーンライン(1949年、1967年中東戦争停戦ライン)や他の大入植地から孤立しており、これらのためだけに分離壁を拡張したり、またわずかな住民のために兵士を配置することが、コストに見合いません。人口で見ると、この4つの入植地の人口が約500人。西岸の入植者数が40万人なので、0.125パーセント。つまりは、99.8パーセントの入植者はそのままだということです。

    さらに、新たな入植地拡大計画が発表されました。エルサレムに近い地域へ3600戸を建設すると言うのです。これが完成すると、エルサレムはヨルダン川西岸地区から完全に切り離され、パレスチナ住民は孤立してしまいます。また、エルサレムを挟んで、ヨルダン川西岸地区の南北の交通もますます遮断されてしまいます。

    入植者によるパレスチナ人への嫌がらせも頻発しています。特にヘブロンやその近郊では嫌がらせが激しく、過激な入植者が殺鼠剤に使われるよう薬品を撒き、羊が約20頭死亡、約80頭重体になるなどしています。

    なぜイスラエルが隔離壁(分離壁)を建設しているのか、総合的に理解するのに、とてもよくまとまっている1冊が出ました。
    パレスチナの平和を考える会編『パレスチナ農民が語る「隔離壁」が奪ったもの フェエズ・タヌブさん講演録』

    演劇のテーマにもなった「分離壁(隔離壁)」ですが、これも建設は止まることなくどんどん進んでいます。分離壁が完成するとヨルダン川西岸地区の50%が事実上イスラエルに併合されてしまいます。

    2004年に来日したファエズさんの講演内容の他、壁建設反対活動を行っているNGOのインタヴュー、論文など。ファエズさんは、トゥルカレムで農業を営んでいたのですが、隔離壁の建設によって農地の7割を失いました。分離壁の建設が、実は水資源の確保であること、イスラエル経済への従属であることなども具体的に書かれています。

    ご注文はパレスチナの平和を考える会へ

  4. 『占領下の物語-壁-』
  5. お料理コーナー
  6. 本&映画コーナー

    DVD

    アルカサバ・シアター『アライブ・フロム・パレスチナ―占領下の物語』

    昨年2月の来日公演がDVDで販売中です。詳しくはNPO法人アートネットワーク・ジャパンにお問い合わせください。(問:03-5961-5202)

     

    映画

    アラブ映画祭2005

    • 日時:2005年4月15日(金)-24日(日)
    • 会場:赤坂・国際交流基金フォーラム(東京都港区赤坂2-17-22赤坂ツインタワー1F)
    • 主催:国際交流基金

    パレスチナに関する映画は、『ラミアの白い凧』(17日11:00、24日18:30上映)『ルート181』(23日15:30上映)。前者はイスラエルとレバノンの国境によって分割されたドルーズの人々の物語。後者は、様々な立場のイスラエル人、パレスチナ人への壮大なインタヴュー集。

    池田香代子+マガジンハウス『世界がもし100人の村だったら3たべもの編』マガジンハウス

    世界がもし100人の村だったら、、、たべものをつくっている人はどれくらい?食べ過ぎている人はどれくらい? 十分食べられない人はどれくらい? 食べ物から世界を考えます。

    「わたしたちは/より好ましい世界からやってくる/より好ましいたべものを/買うことで/より好ましい世界を少しずつ、でも確実に、力強く/引き寄せることができます」

    農的ライフスタイル提案ブックレット『Peace Kitchen』Body&Soul発行

    表紙には「食卓から変える! 私たちの世界」とあります。「食」と「農」から平和を考える、ということで、実際にそんな活動をしている人たちの寄稿文、インタヴューが満載で、元気がわいてきます。

  7. 編集後記
投稿日:2005年04月12日(火)
この記事のURL:http://www.paleoli.org/?eid=211