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背景がわかる良質な商品をお届けします。

パレスチナ・オリーブでは、素材の質や効能はもちろん、
誰が、どんな状況で、どういう方法で作ったものなのかといった製造背景をクリアにしています。
だから安心。だから美味しい。だから、自信を持ってオススメできる商品ばかりです。

生産者パートナーと協力し、ともに生きる
誰もが大切にされる社会を作っていきます。

パレスチナ・オリーブは、パレスチナ北部のガリラヤ地方(1948年からイスラエル領)のオリーブオイルなどの食品、ヨルダン川西岸地区(パレスチナ自治区)ナーブルスのオリーブ石けん、ヨルダン川西岸地区(パレスチナ自治区)イドナ村の刺繍製品を扱っています。

実際に食べて使って納得したものを輸入し、現地を訪問・交流しながら活動しています。

イベント

『ぜいとぅーん』56号 お知らせ

『ぜいとぅーん』56号 2015年3月10日発行

在庫、入荷予定

 現在、ザータル、アーモンド、キャロブ・シロップが品切れです。オリーブオイル、オリーブ石けんの在庫はあります。

 新シーズンのオリーブ商品の入荷は4月中旬以降の予定です。

ふたの不具合について

 前号の通信でもお知らせいたしましたが、500ccオリーブオイルのふたに不具合が出て、大変申し訳ありませんでした。「ガリラヤのシンディアナ」(以下、シンディアナ)がふた締め機械を買ってから10年となり、ばねが緩くなるなど調整が悪くなったのが原因だろうということでした(ふたの締め付け具合が弱いと、ふたが空回りします)。ふた不具合が出たため不足分をシーズン途中に臨時輸入しましたが、それは全て2度締めし、ふたに不具合は出ませんでした。今回、新しく機械を購入しました。入荷が予定より遅れて私の訪問後に機械が届いたため、私は新しい機械でのふた締めを直接見ることはできなかったのですが、シンディアナからは、よく締まっている、と報告を受けています。

値上げ

 別紙の通りに価格を変更いたします。これまで円安でも価格を上げずに頑張ってきたのですが、すみませんが限界です(1ドル=120円が続くとこれでもかなり難しいのですが)。1年前に材料費高騰などから値上げしたオリーブ石けんを除き、4月入荷分の商品から値上げいたします。

 新シーズンのオリーブは、スペインでは酷暑・干ばつによる不作、イタリアでは異常気象が原因の害虫被害による不作によって、世界的にオリーブオイル価格が高騰しています。パレスチナのオリーブは、新シーズン(この冬)は表年の収穫量の多い年ですが、世界的な価格高騰の影響を受け、地元市場のオリーブ価格も上昇しています。

オリーブオイルの諸変更

●濾過

 濾過が良いのか、無濾過が良いのか、というのには論争があり、どちらが正しい、とは言えない状況にあります。無濾過は、より品質保持に気を遣わないと澱によって品質劣化が早まる、というのは確かなようです。きちんと保存されていれば、無濾過の方が美味しいかどうかは意見が分かれます。もちろん、濾過の方法によっても変わります。

 ガリラヤのシンディアナは2013年から濾過を始めましたが、パレスチナ・オリーブ向けには無濾過でお願いしていました(オリーブオイルをタンクの中に数ヶ月置いて澱がある程度沈むのを待ってからボトル詰め)。

 しかし、濾過の経験・勉強を重ねた生産者の決定を尊重したいこと、製品管理の上で特別扱いは間違いを生みやすいことを考慮して、パレスチナ・オリーブでも濾過したオリーブオイルを購入することに決めました。

 シンディアナが利用している濾紙は目が粗いので、ポリフェノールなどの粒子は全てそのまま通り抜けます。オリーブオイルを保管しているタンクから濾過装置を通って、別のタンクに移されます。濾過装置は、2枚で1組の48枚のろ紙を通ります。

 濾過前のものと濾過後のものと食べ比べましたが、私は正直、差がわかりませんでした。

●品種の変更

 ここ10年近く、シンディアナの契約農家さんのうち、ユーニスさんと親族のスーリ種のオリーブから搾ったオリーブオイルを扱ってきました(それ以前は、デイル・ハンナ村のアベッドさんのスーリ種のオリーブオイルでした。スーリ種はパレスチナ原産の古くからの品種)。

 しかし、昨年のスーリ種の出来があまり良くなかったこと、他の品種のオリーブが育ってきたことから、4月入荷分は、以下の品種のブレンドとなります。

ユーニスさん一族の畑から:バルネア種

シンディアナとスコティッシュ教会共同所有のプロジェクト林から:コラティーナ種、ピクアル種

☆「バルネア」はパレスチナ原産。灌漑した土地に向いています。程よい苦さとスパイシーさで、緑の草の香りとピリッとした辛みがあります。

☆「コラティーナ」はイタリア・プーリア州原産。青唐辛子、青リンゴの皮、アスパラガスの組合わさった風味です。強めの味でスーリ種に似ています。

☆「ピクアル」はスペイン原産。なめらかで甘く、バターのようだけれど、最後に辛みがくる風味です。

(などと紹介されていますが、オリーブオイルのテイスティングには独特の表現があり、慣れないとわかりにくいと思います)

 多品種のオリーブを育てることには、実がつきやすい1種類の品種だけでは実をつけない品種も多いです)、病気が派生したときに全滅を免れる、など様々なメリットがあります

 単一農場、単一品種が良いオリーブオイルと思われていた時期もありますが、いま、世界の高級オリーブオイル業界では、ブレンドして香りをつくっていく方向にあります(地域やシーズンをごちゃまぜにした安いオリーブオイルの話とは全く違います)。

 (活用されていなかった土地を)スコットランド教会が買い、シンディアナと共同で運営しているオリーブ林は、シンディアナがオリーブの植樹から始めたプロジェクトの2ヶ所目です。灌漑した場合、オリーブは植樹から5年程度からしっかりと収穫できるのですが、ここは肥沃な土地で3年目で12トンと十分なオリーブが収穫できました。今後は30トン以上の収穫が期待されます。

 

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投稿日:2015年05月23日(土)
この記事のURL:http://www.paleoli.org/?eid=112